あそびかたいろいろ

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冬の遊び いくつ知っている?

みなさんは冬の遊び・雪の遊びをいくつ知っていますか?
形を自在に変えられる“雪”は、実は遊びの無敵素材なのかもしれません。

雪でつくる

イグルー

イグルーは「スノーハウス=雪の家」とも言われる雪でできた居住空間です。
圧雪をブロックの形で切り出し、平らな場所に、下からドーム状に1ブロックずつ積み重ねて造っていきます。


外の冷たい空気や風を遮断するので、中は暖かいです。
積み上げていくときのポイントは、雪のブロックを互い違いにすること!力が分散されて壊れにくく、風にも強くなります。

下の写真はイグルーの要素を取り入れた「スノーヒュッテ」


かまくら

かまくらは一般的には雪洞のことを呼びますが、もともとは秋田や新潟に伝わる小正月の伝統行事のことで、雪で造った家の中に祭壇と水神を祀ることを言います。かまくらは、雪の塊を削っていきながら空洞を造っていきます。

雪つみ競争

四角い木枠でも、プラスチック枠でも何でもでもいいので、真ん中が空洞になった型枠を数個(グループ分)用意してください。
雪を集める人(ためる人)、枠を押さえている人、雪を積む人、固めて行く人でチームを組んで、みんなで協力して造り上げていきます。
競争するときは、時間を決めて、みんなで一斉にスタート。最後に大きなモノサシで高さを測ってみましょう。


焦らず(でも、早く)少しずつ型枠を上に向かって、真っ直ぐにずらしていくのがポイントです。
斜めだったり、雪の積み方・固め方がゆるかったりすると、傾いてしまって、ぐしゃん!・・・なんてことに。声の掛け合いが勝負を決める!


雪の質や加工し易さ、バランス感覚など、なんども繰り返すことで、雪について学ぶことにも繋がっていきます。
これは面白いです! 是非やってみてくださいね!


雪灯り ~アイスキャンドルとスノーキャンドル~

真っ白の雪の中で、静かにゆらゆらと揺らめく灯りは、幻想的で美しい空間を作り出し、見る人の心を魅了します。

アイスキャンドル

氷を使ったキャンドルです。作り方はいろいろですが、一例を。

  1. プラスチックのバケツなどの容器に水を入れて、外に置きましょう。なるべく寒いところがベスト。
  2. 気候によりますが、一晩おいても凍らない場合は、2~3日の辛抱しましょう。
  3. 水はバケツの表面と外側から凍りはじめます。
  4. バケツを反対にして、氷を取り出します。取り出すタイミングは上から覗いて、バケツ側方の氷の厚さが3~4センチメートル。
    ☆バケツから氷をはずすコツは、バケツの外側にお湯を静かにゆっくりかけること。一気にかけてしまうとせっかくの氷が割れてしまうこともあります。)
  5. 取り出した氷を上下反対に置きます。凍らせている時にバケツの底が雪面にふれているので、底は凍っていません。取り出した氷を上下反対にすると、上の部分に穴があり、その穴からローソクを入れます。
  6. 真ん中にろうそくを立てて火をつけたら、アイスキャンドルの完成です。
スノーランタン

雪があればどこでも簡単にできる良さがあります。


  1. プラスチックのくず入れの容器の真ん中に空の一升瓶を立てます。くず入れの直径が一升瓶より5~6センチメートル位大きいものが最適です。一升瓶はラベルをはがしておきます。
  2. 瓶を動かさないように、周りに雪を積め込みます。雪はぎゅっと締まるくらいに押しながら入れていきます。
  3. バケツの高さまで雪を詰めたら、中の瓶を回転させながらそっと抜きます。瓶にラベルが付いているとなかなか抜けません。
  4. バケツを反対にして、ゆっくりはずします。
  5. 真ん中にろうそくを立てて火をつけたら、スノーランタンの完成です。

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雪と遊ぶ

滑る ~ソリとミニスキー

スキー場に行かなくても、近くの公園の雪山などであれば、毎日遊べます。

ソリ

冬のソリとしては一番多く見かけるのはプラスチック製ですが、木製やゴム製(タイヤチューブ)などもあります。

ソリが無くても、米袋やビニール袋でも代用できます。

  • スーパーのビニール袋:何回か滑っているうちに、破けることもありますが、持ち手が着いているので、手間いらずです。
  • ビニールの米袋:素材が丈夫なので、何度滑っても破ける心配はありません。大きめの米袋だとお尻がはみ出る?心配もないですね。持ち手は自分で穴を空けて紐を通すなど工夫するといいですよ。

冬のスポーツ競技としてのソリには、リュージュやボブスレー、スケルトンなどがあります。

ミニスキー

冬靴や長靴、何にでも合わせて装着できて、軽くて簡単に取り外しができる優れもの。滑るときは、安全な場所かどうか確認してから遊びましょう。

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おまけ

お外でアイスクリームづくり
  1. まずは「アイスクリーム装置」の作り方と材料から。

  2. 材料を用意したら、まずは装置を解体。


  3. 塩と雪を交互につめます。
    〔豆知識★塩は雪の重さの半分で-20度まで温度が下がります。実際にはだいたいの目分量でね。〕。

  4. 雪をびっちり入れたら蓋をします。

  5. ゴロゴロ転がします。出来上がるまでには20分以上かかります。


  6. 転がし終了! どうなっているかな? 取り出してみよう!

  7. アイスクリームのできあがり!


教えてくれた人:秋田谷英次(あきたやえいじ)さん

<「北の生活館」館長、NPO雪氷ネットワーク理事、元北海道大学低温科学研究所教授・所長>

専門は雪氷災害、積雪分類、雪崩の発生機構。雪遊びや農業を通した自然の体験活動を実践したり、登山者グループに雪や雪崩の体験学習も行っている、まさに雪についてのスペシャリストです。


(写真提供:沼田町)

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